社会調査1:現代社会と社会調査

2.社会調査の性格
・集団的特性の把握:社会調査が明らかにしようとしているのは、注目する社会事情に関する社会(または社会集団)自体の集団的特性である。
・現地調査によるデータ収集

3.個人の耳目と社会調査
・調査票調査:客観性という意味では非常に優れている
・聴取調査:調査の進め方が調査者の主観的判断に大きく依存する
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社会調査2:社会調査の用途と歴史

2.行政調査
最も代表的な行政調査は、国勢調査である。統計によって結果を公表すべき調査は、指定調査と呼ばれる。
・継続性:一定感覚で計画的に継続されていること
・全国性:国内すべての地域で調査が行われていること
・網羅性:すべての国民が調査の対象となること
・直接性:届出に基づくものなのでなく、直接調査すること
・統一性:統一的な方法で調査すること

社会調査3:調査内容の決定(1)

1.社会調査の企画
①調査内容:何について調査するか
②調査対象:誰に対して調査するか
③調査方法:どうやって調査するか
④集計・分析の基本方針

2.社会調査のテーマ
(1) 社会調査は「現在」の状態の把握である
(2) 特定の時代や社会・自然的集団・大規模組織に関わる現象、長期的・累積的社会現象は調査で扱うしかない
(3) 個体の状態にばらつきのある現象しか調査では扱えない
(4) テーマの水準を統一することが必要である
(5) その他、調査に適している問題であっても、経済的コスト、調査に伴う危険、あるいは社会的影響などの観点から、実施が困難なものもある

3.記述と調査事象の概念化
①記述項目(被説明項目)・・・記述の対象となる項目
『説明』・・・調査の結果、「なぜそうなのか」という問いに答えること。仮に説明の仮説が正しいとした場合、測定値間に現れる関係について述べたものが「作業仮説」である。
②説明項目・・社会調査データを用いた説明のためには、説明(仮説)とそれに対応した説明項目を準備しておくことが決定的に重要である。
③コントロール項目・・同一の状態の調査対象を選び出したり、同一状態のグループに分割したりすること。
④基礎項目

4.調査内容の決定(2)

1.調査票の構成
(1)調査項目の配列は、回答者が答えやすいよう、一定の流れをもつようにする。
(2)関係する項目をまとめて配置する一方で、質問の順序による影響を考慮しなければならない。前の質問への回答が後の質問への回答に影響する(キャリーオーバー効果)恐れのあるときは、2つの質問は離して配置しなければならない。
(3)調査票の冒頭は、回答者にスムーズに協力してもらえる雰囲気を作るために、特に重要である。
(4)回答者が答えにくい、抵抗のあるような項目は、最初にはおかない。
(5)質問が多すぎると迷惑がかかる。1回の調査で許されるのは、面接なら30~40分であろう

2.質問文の性質
●質問文が備えるべき性質
「妥当性」・・得ようとする情報が的確に回答してもらえる性質(一番大事)
「信頼性」・・回答の安定性ともいう。同一の事象なら同一の回答が得られる。一般的には、現在の自分からかけ離れている事象に関する質問は、信頼性が低くなる。
「比較可能性」・・他の調査結果と比較できる

●誘導的質問
回答者を一定の方向に誘導するような質問を避けなければならない。
(×)世間では・・・と言われていますが、あなたは・・?
(○)・・・という意見に、あなたは賛成ですか?

●質問と回答の役割
投げかけられる質問が中立的であること、すべての回答者にとって同一のものであるということ

●避けるべき質問文
①あいまいな言葉を含んだ質問
②難しい言葉を含んだ質問
③ステレオタイプを含んだ質問
④二連発銃質問
⑤やたら長い質問

3.選択回答と自由回答
●選択回答法・・・調査票に(回答の)選択肢が印刷されていて、回答者がそれを選ぶ。

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