メスによるオスの選り好みについて(選好性)

動物行動学('09)より抜粋:SATOKOさんに捧ぐ 笑)

性選択がオス側に非常に強く起こっている背景には、繁殖のために異性を求める行動において、メスがオスを選り好みするほうが、オスがメスを選り好みするよりもずっと強いことがあげられる(フィッシャー:1930)この事実に基づく、4つの説

Fisherの「ランナウエイ(行き過ぎ)説」
メスをひきつけるためオスが取る派手な形態や甲高い声などは、天敵を誘引してしまうことにもなる。つまり生きる上でのバランスを欠くことになる。生存能力を低下させるようなオスの形質は自然選択では不利であるが、このような形質をメスが選好する形質がある限り、オスの繁殖可能性が増す。


Zahaviの「ハンディキャップ説」
メスに選ばれるオスの形質は最初から生存上不利である(ハンディキャップ)。それを保持してもなお生存してこられたほど、そのオスのほかの形質は適応的であるため、そういうハンディキャップを保持するオスを選好するメスの性質が進化したのだ。


Weatherhead&Robaertsonの「セクシー・サン説」
メスの選好性に関して、「息子のセクシーさによって孫が多くなる利益と、派手なオスをを選ぶことによって子の数が減少する不利益とが、バランスをとる点で安定している


Hamiltonのパラサイト説
オスの派手な形質は、そのオスが寄生虫や病気にかかっていないことの証である。そして今なお健康であることを表している。メスは表現型の派手さを選好しているが、実はそれを手がかりとしてオスの繁殖力を選好しているのである


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SATOKOさん、やっぱり男は見た目ですよ(爆)
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