資料組織概説(情報資源組織論)レポート

図書(和古書と洋書を除く)の組織化について、その概要を次の5つに区分して述べよ。
1.記述対象 2.記述 3.標目 4.排列 5.請求記号
付随して、NDCの特徴について説明せよ


資料組織化とは、収集の段階では個々の単なる物品に過ぎない資料に対して、一定の処理を施すことによりそれを利用者に効果的かつ効率的に提供する業務のことをいう。

1記述 記述とは、書誌的事項(個々の資料または同一著作や他の版と同定識別するためのタイトル・著者名・出版に関する事項、資料の物理的形態を表す事項、目録作成者が必要に従って記録する各種の注記、資料そのものにつけられた標準番号・入手条件)の集まり、あるいはそれらを記録する事をいう。記述は8つの書誌的事項から成り、以下の順序に記録される。①タイトルと責任表示に関する事項、②版に関する事項、③資料(または刊行方式)の特性に関する事項、④出版・頒布などに関する事項、⑤形態に関する事項、⑥シリーズに関する事項、⑦注記に関する事項、⑧標準番号、入手条件に関する事項である。

2.記述対象 記述対象に何を選ぶかという問題は、目録作業の入り口であり、そのためには書誌階層構造を理解しておく必要がある。書誌階層構造とは、図書の場合、単行レベルと集合レベルと構成レベルによって形成される階層関係のことをいう。例えば「講座日本語と日本語教育」というセットものの一冊である「日本語の歴史」という本の場合、前者が上位レベルの集合レベルになり、後者が下位レベルの単行レベルにあたる。さらに、タイトルがありながら独立していない部分のことは、単行レベルよりもさらに下位にあたり構成レベルという。また、単行レベル以下の書誌的事項の集まりを単行単位と称し、集合レベル以下の書誌的事項の集まりを集合単位と言う。構成レベルに関するタイトル以下の書誌的事項の集まりは構成単位という。図書の場合、通常は、単行レベルに該当する単行書を記述対象として選択する。記入は資料に関する書誌的記録のカード目録や冊子目録における名称で、①記述、②標目(標目表示を含む)、③請求記号から構成される。

3.標目 標目とは、資料に関する記録の検索の手がかりとなる見出しのことである。資料に関する記録の検索の手がかりとなるもので、その目録内の排列位置を決める第一要素で以下の種類がある。特定のタイトルや著者名での検索に備えるものとしての①タイトル標目(本タイトル、別タイトル、部分タイトル等を原則として記述中に記録されているままの形で標目とするもの)と、②著者標目(本の著者や翻訳者など、主な著作関与者、或いは本タイトルの責任表示として記録されている個人および団体)、および何に関する資料かという主題を手がかりとした検索に備えるもとしての③件名標目(統制された言葉のリスト件名標目表と照合し、言葉によって表すもの)と、④分類標目(主題を言葉ではなく分類表の記号で表すもの)の4種類である。

なお、分類表として、日本の図書館では一般にNDCが用いられている。NDCは『日本十進分類法』のことで、全ての主題に対応した分類項目をあらかじめ分類表に用意する方針に立つ。これを列挙型分類法という。記号法は、知識の総体を九つのグループ(第1区分。または類という)に区分し、どれにも属さない百科事典のような包括的なグループ(総記)を用意して合計10のグループを作る。さらにこれら第一次区分のそれぞれから同じく10のグループ(第2次区分。または綱という)を作る。逐次これを反復する方法である。現在は1995年刊行の新訂9版が使われている。

4、排列 排列とは標目の文字・数字、所定の書誌的事項などから、記入と参照(記入とともに目録を構成するもので、ある標目から他の標目へ導き案内する役割を果たし、目録の機能を高めるもの)に一定の順を与えることをいい、目録作業の最終段階である。排列の目的は、記入をあるべき位置に並べ、検索を可能にすることである。「無は有に先行する」が排列の基本原則で、-標目を他の標目に導く「を見よ参照」と、他に関連のある標目が存在することを示す「をも見よ参照」がある。第一に標目が、第二に所定の書誌的事項が排列要素となる。

5、請求記号 請求記号とは資料が書架のどの位置に配架されているかを示す記号で、書架分類記号と図書記号(例えば著者記号)に、著作記号(補助記号の一種)や巻数・年数表示などを併せたものを言う。これらは図書の背に貼られたラベルの3段と一致している。図書の場合の記載位置は、書架分類記号が第1段、著者記号と著作記号が第2段、巻次記号が第3段である。書架分類記号は、資料を書架上に主題別にグループ分けする目的で与えられることから、必然的に同一分類記号の資料が複数生じる。図書記号は、それらを区別するために与えられる記号であり、これは各図書館が自館に適切な方法を用いてよい。なお、付与法には,①受け入れ順記号法②著者順記号法③年代順記号法の3つがある。また補助記号は、図書記号による個別化をさらに徹底しようとする場合の記号をいう。

●参考文献 
資料組織概説 柴田正美著 日本図書館協会

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担当講師コメント(回数毎に記載)
1.NDCは何型に属し、それはどのような形か。他は文中の赤字を参照にされたい
2.NDCは何型に属し、それはどのような形か(再)。他は文中の赤字を参照にされたい。2回目のレポートにしては不十分です。
3.NDCは何型に属し、それはどのような形か→3度目!他は文中の赤字を参照にされたい。
4.他は文中の赤字を参照にされたい。
5・記入について説明しさえすれば合格です。がんばってください。
6.ほぼ記すべきことは堅実に記しています。ここまでの努力を多とします。

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