3.生涯教育概念の社会的展開

1.生涯学習概念の普及
国民が一人残らず自発的に、実りある生を求めて学習を続け、しかも世界の課題にこたえる努力を続ける国が、つぎの時代を建設する。それは、すべての国民が参加する「学習国家」であるとし、「学校王国から教育王国へ」と説く。(1981年朝日新聞社説)

2.生涯教育概念をめぐる制作的提言
(1) 「地域生涯学習態勢」の構築の提言
①地域に生きるすべての人々の生活学習を可能にする教育環境づくり・・・公民館を中心とし、博物館・図書館と連携
②学校を学習活動の総合施設にする
③より高度な成人教育として専修学校・大学の開放

(2)欧米都の対比からの提言
フリーラーナー(自由な学習者)の存在を前提にしている。日本が行政主導型モデルから市場型モデルの要素を取り入れる方向への変換が図られている

(3)生涯学習と学校教育・社会教育の位置に関する提言
「日本の生涯教育ーその可能性を求めてー」には、社会教育の内容がみられない。

生涯教育を、学校教育・社会教育・家庭教育を総括したものを表しているという考えがある。学校教育と社会教育は車の両輪という考え方があるが、同じ大きさではない。学校教育は国のシステムにはまっているので違うものである。

生涯各時期の学習課題は、標準的な学習を設定するが、他者による設定である。公共課題は学習課題として取り入れにくいという傾向がある。




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1.社会教育の概念

学校で行われるのが「学校教育」
家庭で行われるのが「家庭教育」
それ以外の社会全般で行われるのが「社会教育


【現象的規定】
社会教育を、「社会」と「教育」とに分け、「社会が」行う教育、「社会で」行う教育、「社会を」教育する教育、「社会のための」教育というように、教育の主体としての社会、教育の客体・対象としての社会、教育の目的としての社会(形成)というような観点からの規定の仕方は、現象的規定といえる。

「社会を場とする教育が社会教育である」「社会が行う教育が社会教育である」「社会勉強が社会教育である」というような規定から、社会教育の特徴①自発的・自主的、②多様性、③生活や地域に補足を置く、④地域や生活と密着していることから、実現性や体験性を招来するものである・・これらの考えは、現象的規定である。

【本質的規定】
①学校教育の補足としての社会教育
②学校教育の拡張としての社会教育
③学校教育以外の教育要求としての社会教育

【社会教育のあり方に関する新たな論点】
1.これまでの社会教育が、施設中心・公民館中心で行われてきたこと
2.専門職の存在
3.制度化・組織化・定型化の追求に関する論点
4.学校教育との関連での論点
5.教育論のなかでのみの議論




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Mikami Kako

Author:Mikami Kako

おことわり

保育士・図書館司書に関しては、旧システムによるものなので、現在のもの科目編成や内容にずれがあります。放大についても閉講科目が含まれます

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